上の18日の投稿でedXに関して詳しく説明していますが、筆者は現在How to Learn Onlineを受講しています。
オンライン学習をどのようにして進めていくのかという講座で、ストレス管理を含んだセルフケアから始まり、記憶と学習、空間と時間と技術、学びの戦略と非常に興味深い内容です。
上記記事でedXの詳しく登録方法など紹介していますが、How to Learn Onlineの講座は受講すると無料クーポンコードを使用できるので、無料クーポンコードを使用できる間に受講することをおすすめします。
またビジネスに直結するスキルということであればMicrosoftもedXで無料講座を提供しているので、ぜひ覗いてみてください。
今回の投稿はHow to Learn Onlineを受講している中で、副次的に体験したアプリで語学学習にも非常に役に立つと思われるGoogleアシスタントとPocketを紹介します。
英語の多読ができるようになるには?
筆者は自身が26歳までは日本語に関しては多読で、読むスピードは非常に速い方でした。ただ英語に関しては中学、高校と勉強する以外は特に今まで勉強してこなかったので、読むことと書くことが苦手で克服できていません。
今回は多読がテーマなので、以下に筆者が思う自分が英語で読むことが苦手と感じている理由を列挙してみます。
- 英語を読むスピードが日本語の読むスピードと比べて非常に遅くてストレス
- 英語の語彙が少ない
- アルファベットは表音文字なので単語の認識までに時間がかかる(仮説)
- 英文法が中途半端でたまに長文だと単語を調べても意味がわからないことがある
裏を返すと上記4点を克服できれば、筆者は英語で多読ができるようになるでしょう。ちなみに筆者の英語学習者としての特徴をあげるとこんな感じです。
- 無機質な意味のない暗記が嫌い
- 文字を書くのが遅いので手で字を書きたくない
- 英語を話すのにストレスは全くなく、仕事で英語を使っている
- 英語で本を読み終えた経験はあるが物語や小説はない
- マイナー言語が好きで多言語話者だがどれも中途半端
筆者の場合は「英語を読むスピードが日本語の読むスピードと比べて非常に遅くてストレス」、ここが解消できると多読で語彙力はあがり、単語の認識の速さもあがるでしょう。
英文法の部分も多少改善できるとは思いますが、他の手段で勉強した方がいいでしょうね。
英語で読むスピードをあげるには?音読アプリを活用しよう
現在はこの読むスピードを飛躍的に向上させる音読アプリがあります。もちろん、前提としてある程度のリスニング力があった方がいいのですが、読み上げる速度を遅く設定すればほとんどストレスなく多読に挑戦できると思います。
とはいえ英語多読の前提条件として
- 英文法の基本をマスター
- 何回か繰り返して読む精読を通して単語の語彙力を増やし、英文法を更に習得
- edXの無料の英文法講座などを受講したり独習
- 自分が読みたい分野に関連する知識を母語で増やしておく
を行っておくのがいいでしょう。
今回ご紹介するGoogleアシスタントとPocketなどを活用すれば、読むスピードが遅くて悩んでいる方が英文(読んでいてほぼわかる英文)を読むスピードを飛躍的に改善できます。
その理由は音読スピードが黙読で読むスピードよりも圧倒的に速いからです。
また耳で聞きながらテキストを読むことで、同時にリスニングスキルも鍛えられるのが読み上げアプリを使うメリットです。
Androidユーザー向け:Googleアシスタント
GoogleアシスタントはAndroidユーザー専用ですが、上記記事にある42言語に対応しています。言語学習で使用するにはまずは以下を参考に初期設定をしてください。
- Googleアプリを開いて、右下の「その他」アイコンをタップします。
-
「設定」画面で「音声」を選び、その後「Voice Match」をタップします。
-
「Ok Google」をオンにして、自分の声を登録し初期設定は完了です。
言語が日本語だけのままだと「このページを読んで」などでは音読してもらえず、ネットが検索されてしまったので、その他にEnglish(US)などを入れておいた方がいいでしょう。
- 「音声」に戻り「言語」タブをタップし、「English(US)」を選択したら右下の「保存」をタップ。以上で設定は完了です。
Googleアシスタントに音読してもらう方法
- ブラウザーで音読してもらいたいサイトを開きます
- ”OK Google"でGoogleアシスタントを起動します
- "Read aloud"や"Please read this page"などを音声で頼むか、もしくは右横のキーボードを使って入力しましょう。中国語やロシア語も検証したところ、普通に音読してもらえました。
Googleアシスタントのメリット
- 初期設定をしたら起動が楽ちん
- 英語は右上のアイコンをタップして、「Read aloud voice」をタップすると4種類の声、男声、女性2種類ずつの声から好みの声を選択できる
- 英語は右上のアイコンをタップして、「Text sync on」をタップすると読み上げている場所が表示される
- 下部からスピード調整も楽にでき、停止以外に巻き戻しや早送りも楽ちん
Googleアシスタントのデメリット
- Googleアシスタントだと音読ができないサイトが結構ある
- サイト保存機能がないのでとりあえず読む記事を収集して、オフラインで読むといった使い方ができない
- Googleのサービスなので中国では使えない
- Kindleなどの電子書籍サービスでは使えない
Androidユーザー向け:@Voice Aloud Reader
@Voice Aloud Reader (TTS Reader)
Hyperionics Technologyposted withアプリーチ
@Voice Aloud ReaderはWebサイトや長いE-mailやTXTファイル、PDFファイル、Wordファイル、RTFファイルや OpenOfficeの文書、 EPUB、MOBI、PRC、AZW 、FB2など電子書籍のファイル形式などに対応した音読アプリです。
@Voice Aloud Readerは、GoogleアシスタントやPocketでは音読できないサイトでも音読できることが多いので大いに活用してください。
@Voice Aloud Readerの主な使い方
右上3つの点のアイコンをタップし、Tutorialを選択し、まずタップして使い方に慣れてください。サイトを音読するときの主な使い方は、Google Chromeで読みたいサイトを開き、右上の「︙」縦の三点リーダーをタップし、「共有」をタップします。
そうすると、右端の画像のようになるので保存したければ「@Voice add to list」をタップし、そのまま音読してもらいたければ「@Voice aloud」をタップします。
@Voice Aloud Readerのメリット
- たぶんGoogleアシスタントやPocketが音読できないサイトなども音読可能
- Googleアシスタントにはない後で読むための保存機能がある
- 対象箇所をパラグラフ毎に表示したり、文章を探したりなど非常に多機能
- 声の高さを変えたり、カスタマイズもしやすい
- PDFでの自炊にも向いている
@Voice Aloud Readerのデメリット
- 多機能すぎて分かりにくい
- デザイン性がいけてなく地味
iPhone,iPad & Androidユーザー向け: Pocket
Read It Later, Incposted withアプリーチ
Pocketはネット上の記事やサイトを保存して、後で色々なデバイス(PCやスマホ、タブレット)などで読むことができるアプリです。
Pocketの使い方や機能については下記2記事が詳しいです。
あとで読むアプリ「Pocket」が便利!使い方と2タップで保存する方法
Pocketとは?今見ているページを保存してあとで読めるツールを解説|ferret
Pocketも音読機能がついているので多読に活用できます。なので先の二つとアプリと比べた時のメリット、デメリットについてちょっと解説します。
Pocketのメリット
- 他のデバイスとの同期が非常に楽ちん
- デザイン性に優れていて、見てて気持ちいいのでやる気が出そう
- タグをつけて保存するならブックマークで整理するより楽そう
- AndroidユーザーもiPhone,iPadユーザーも使える
Pocketのデメリット
- 音読されている部分がハイライトされない為、どこを読んでいるのか見失いがち
- ただちに音読に移れないので、読むまでに保存するというワンクッションが要る
- 読み上げる声の選択肢がない(音読の速度は調節可能です)
多読に慣れてきたら?ウェブサイトや記事以外のコンテンツに挑戦しよう
多読といえばKindleなどの電子書籍サービスが有名ですが、まずは無料で電子書籍が読める海外のサイトで自分の興味を引く本がないか、検索してみましょう。
Open Library
上記サイトで詳しく紹介されているのでこのブログで特に説明する必要もないかなとは思うのですが、約1年前の記事なのでとりあえず何も変更がないかどうか検証してみます。
- Open Libraryの公式ページで「Sign Up」をクリックし、フォームを入力。
画面下の「Sign Up」をクリック。
- 以下モバイル版でのSign Up後。E-mail確認メールが届くのでURLをタップ。
- E-mail確認のURLをタップすると、左画面になりWelcome E-mailが届けば登録終了
スマホ、タブレットでのOpen Libraryの利用について: 英語多読は電子図書館で!Open Libraryでタダで楽しく多読生活
Open Libraryの使い方については上記サイトをご参照ください。また元々Open Libraryの図書はその設立の経緯から、音読可能な仕様になっているようです。
まとめ
今回は長くなってきましたので、一旦この辺で終わりにします。Web記事を音読が非常にやりやすい時代になり、語学学習も非常に捗りそうですね。今回の投稿が音読アプリの力や無料のリソースを有効に使って、読者の方々が世界を拡げて頂ける手助けになれたら嬉しいです。
まだまだ無料で洋書が読めるサイトはあるようなので、続き記事ではそちらも取り上げたいと思いますのでお楽しみに!